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「手持ち無沙汰」は演技の強敵!演技のコツを知ろう!

グッドアクト!アクガレージ主宰の中村です。


今回は演技にとってとても邪魔な感覚「手持ち無沙汰」(てもちぶさた)に関して語っていこうと思います。演技のコツを知って次の練習に活かしてみて下さい。


演技初心者にとっては、「手持ち無沙汰」はめちゃくちゃ強敵です。


手持ち無沙汰を辞書で引いてみましょう。


すると下記のように説明されています。


手があいていて間(ま)がもてないこと。 することがなくて退屈であるさま。 また、することがわからず格好がつかないことやそのさま。」


日常でもよくある事だと思います。


例えば、


・初対面の相手と二人きりになりどうして良いか分からない。


・久しぶりに友人と会ったが話が合わなくて何をしゃべったら良いか分からない。


・友人に相談されたが解決策が全く思い付かない。


など。会話が止まり、場が静寂に包まれる。気まずくなって思わずトイレに駆け込んでしまう。なんて誰もが経験した事があるのではないでしょうか?


そのような感覚は演技にも深く関係しているのです。


分かりやすい例が「インプロ」つまり「アドリブ」でのお芝居です。


アドリブでの演技で陥りやすいのが「間が怖い」という感情。


「間」が空くと、その「間」を言葉で埋めてしまいたくなってしまうのです。


これは、俳優であれば誰もが通る道と言っても過言では無いでしょう。


演技の「間」を無理に埋めようとするとどうなるか?


言わなくてもよい言葉を言ってしまい、ストーリーと噛み合わなくなったり、説明的になってしまったり、無理に言葉を生み出そうとするからどんどん焦りが出て、言葉を噛んでしまったり。。。


演技の初心者が陥りやすい負のスパイラルですね。


これは「手持ち無沙汰」という感情が俳優にとって余分なものだという概念が無いから起こります。


ここからが大切です。


「間の怖さ」が「手持ち無沙汰」を生み出します。


「間」で何をやれば良いか分からない状態です。


解決方法は、「間」で「思う」事です。


演じているのは人間です。人間は、ずっとしゃべっているわけではありません。


しゃべってない時は、相手の感情を受け止め、それを巡らせたり、次の言葉を探したり、過去を振り返ったり、記憶を辿ったり、様々な見えない作業をしています。


つまり、目に見える表現をする必要は無いのです。


表面的には何もしなくても、役が思っている事を思っていれば良いのです。


その状態を作る事を意識しましょう。


最初は難しいかもしれませんが、「手持ち無沙汰」という感情を無くす方法を知れば、それを意識して、段々と出来るようになります。


特に映像表現ではリアルを求められるので、日常的な「間」を生み出す技術が必要となります。


「理に適った間」がなければ、俳優はAIに仕事を取られてしまうでしょう。


人間が持つ様々な感情を「間」として表現できる俳優になろう。


では、良い演技ライフを。グッドアクト!!


こちらでは「間」を違った側面から解説しています。

 

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※本記事に書かれた演技に関する学びは、執筆者である中村英児が自身の俳優・監督・トレーナーとしての経験に基づき、独自のメソッドとしてお伝えしています。記事の無断転載はお控えください。

 
アクトガレージ主宰講師 中村英児

中村英児 (アクトガレージ主催トレーナー)

俳優 映画監督 映像クリエイター

株式会社プロダクションガレージ代表取締役(映像制作会社)


日本映画監督協会会員。1999年より俳優として活動。俳優業の傍ら、Vシネマでの脚本執筆をきっかけに、監督として長編映画8本を制作し都内単館映画館で次々とロードショー公開。企業のプロモーションビデオも多く手掛け、2017年、映像制作会社を設立し代表に就任。主な出演作に「アウトレイジビヨンド」(北野武監督)、「任侠ヘルパー」(準レギュラー/フジテレビ)、主な監督作品に「SAMURAI SONG」、「ニャチャンへ続く道」(ドキュメンタリー)、「つながり」(はづき虹映監修)等がある。アクトガレージでは主催トレーナーを務める。監督・俳優としての両面から指導出来る事が強み。

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