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執筆者の写真中村英児

演技において目を見る事は当たり前。

アクトガレージ主催トレーナー・監督の中村です。


特に演技初心者の方は、相手役が自分の目を見つめてくる事にドギマギすると思います。それもそのはず。


演技では目を見る事が鉄則と言っていい程、「当たり前」の事なんです。


普段は真剣に話したり、本気の気持ちをぶつける時は目をしっかり見つめる事が必要です。でもそういった状況が少ないのも事実だし、日常生活の中ではそれ程、目を合わせる事に気を使わないと思います。


でも演技は違います。


特に映像演技においては、細かな一つの動作が「意味」を持ちます。目の動きも同様です。目を逸らしたら一つの表現=「意味」として相手役に、そして視聴者に伝わります。少し極端な言い方になりますが、一度相手役と目を合わせたら、次に動作が必要になるまで目を逸らしません。それ位、お互いに目を合わせます。もちろん、設定上、気まずい雰囲気でわざと目を合わさない場合は別です。


演技は特に、ちゃんと会話=対話する事が重要になります。真剣に言い合ったり、本気でぶつかり合う演技が必要になる事が多くあります。そういった時に先輩俳優だからといって怖気づいてしまったり、気を使ってしまうと、逆に失礼な状況を生み出してしまいます。


演技において、目はとても重要で「ちゃんと相手役の目を見れるかどうか」で演技経験者か初心者か分かってしまう程です。そしてそれは俳優同士だと更に明確であり、初めて向かい合って演技をする相手でも瞬時に分かります。


ちゃんと目を合わす俳優はとても安心感があるのです。


演技で目を合わす事は「当たり前」。だから上下関係も、異性も同性も関係ありません。


ただ、目を合わす事は女性の方が得意ですね。男性は照れ屋が多いです... 僕の感覚値ですが...


特に照れ屋なそこの君も、演技上では照れてはいけません。


目を合わす事は当たり前。


これって未経験者の方には伝えないと分からなかったりするんです。


未経験者の方は、演技をする前に絶対知っておいた方がいいです。演技が始まった途端に相手役はジッと目を見つめて来ますよ~。知らないとその状況に耐えられないかもしれません。


これは余談ですが、俳優という生き物は職業病でしょうか、目力が強い人がとても多いんです。この人すげぇ見てくるなぁとか思って接していると俳優だったりします。あなたの近くにもそんな人いませんか?


演技において、相手の目を見る事、相手と目を合わせる事は当たり前!!


覚えておいてくださいね。

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※本記事に書かれた演技に関する学びは、執筆者である中村英児が自身の俳優・監督・トレーナーとしての経験に基づき、独自のメソッドとして伝えています。記事の無断転載はお控えください。

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 執筆 中村英児

 (アクトガレージ主催トレーナー)

 俳優 映画監督 映像クリエイター

 株式会社プロダクションガレージ

 代表取締役(映像制作会社)


日本映画監督協会会員。1999年より俳優として活動。俳優業の傍ら、Vシネマでの脚本執筆をきっかけに、監督として長編映画8本を制作し都内単館映画館で次々とロードショー公開。企業のプロモーションビデオも多く手掛け、2017年、映像制作会社を設立し代表に就任。主な出演作に「アウトレイジビヨンド」(北野武監督)、「任侠ヘルパー」(準レギュラー/フジテレビ)、主な監督作品に「SAMURAI SONG」、「ニャチャンへ続く道」(ドキュメンタリー)、「つながり」(はづき虹映監修)等がある。アクトガレージでは主催トレーナーを務める。監督・俳優としての両面から指導出来る事が強み。

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