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俳優の集中力とは?

更新日:2月17日

グッドアクト。アクトガレージ主宰トレーナーの中村です。


俳優の集中力はズバリ!役が思っている事を思うこと。


俳優自身が思ってる事は邪念。


役が思っている事を思うこと。


これが集中力。


簡単なことではありません。


その集中力を作るのが、設定です。


役が思っていることを思う為には、役がそのシーンまでどのようにしてたどり着き、今この瞬間に何を感じ何を考えているかを想像できなければなりません。


駅前で立っているA。


もし、演技の基本を知らずにこのような役を演じたら恐怖です。


Aを演じるには、その背景を想像し、役が思っている事を作らなければ、演者はその役を演じる事はできません。


立っているだけではなく、「何かを思って」立っているのです。


もし演者が、役が思っていることを思ってなければ、精神崩壊するでしょう。


思うことも思えず、何を思えば良いかも分からず。そもそもそんな概念すらない中で、監督のスタートがかかる。


演者はおどおどし、戸惑い、指がピクピクと動き、心臓がバクバクと音を立て、そのうちきょろきょろし、数十秒と冷静に立ってはいられないでしょう。


そんな演者を見た監督は、何もしないでと言う。


何もしないで?


何もしない演技とは??


と更にパニックに陥り、変な汗をかき始め、過呼吸になり、もう二度とそんな思いをしたくないと、演技レッスン場をリサーチし、アクトガレージに駆け込むことになるでしょう。


演技は役が思っている事ではなく、演者自身が思っていることで心が支配されたら終わり。


ただ、ここで矛盾したことを述べます。ずっと役としての思いを持続できるかというとそれはほぼ無理でしょう。持続してしまったら自分をコントロールできなくなってしまいます。相手を殴ってしまうかもしれないし、カメラの画角から外れてしまうかもしれません。あくまでも演技は嘘、虚構なのです。


演技は俯瞰から見ている自分もいなければなりません。


このバランスがとても難しいですね。


集中力が持続できずに反省する演者もいます。それも大切です。ただ、程よく役に入り込み、客観視している自分自身がいて当然くらいに思っている方がメンタル的にも楽でしょう。


とはいうものの、ストイックに役作りを怠ることのないよう、日ごろから鍛錬していきましょう。


役を演じるということは、虚構の住人になること。その世界、その人生を歩むこと。


グッドアクト。

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中村英児 (アクトガレージ主宰トレーナー)

俳優 映画監督 映像クリエイター

株式会社プロダクションガレージ代表取締役(映像制作会社)


日本映画監督協会会員。1999年より俳優として活動。俳優業の傍ら、Vシネマでの脚本執筆をきっかけに、監督として長編映画8本を制作し都内単館映画館で次々とロードショー公開。企業のプロモーションビデオも多く手掛け、2017年、映像制作会社を設立し代表に就任。主な出演作に「アウトレイジビヨンド」(北野武監督)、「任侠ヘルパー」(準レギュラー/フジテレビ)、主な監督作品に「SAMURAI SONG」、「ニャチャンへ続く道」(ドキュメンタリー)、「つながり」(はづき虹映監修)等がある。アクトガレージでは主催トレーナーを務める。監督・俳優としての両面から指導出来る事が強み。


※本記事に書かれた演技に関する学びは、執筆者である中村英児が自身の経験に基づき、独自のメソッドとしてお伝えしています。記事の無断転載はお控えください。

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