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現場でツボに入る危険。

アクトガレージ主催・監督の中村です。


これは結構重要なんです。意味が分からないと思うのですが、要するに「笑ってしまう」という事です。


しかも、「本番スタート」の声が掛かっているのにも関わらず笑ってしまうのです。


実は意外によくある事なんです。


ただ最初に言っておくと、僕は許せるし、むしろそんな雰囲気が好きです。自分が監督する作品でもよく起こる事だし、現場も和み和気あいあいとした空気と笑い声に包まれます。


でも、特に俳優は気を付けなければなりません。(時にはスタッフも)


大抵の場合、相手役の俳優が面白い表現をした時、その仕草や表情にウケてしまい、笑いが込み上げて我慢できなくなってしまう時や、自分自身の演技の「照れ」からくるものだと思います。そして、それが「ツボに入り」、ダメだと分かっていても思い出して、何度も笑ってしまうという負のスパイラルへと陥っていきます。良く言えばリラックス出来ている証拠かもしれません。本人に悪気が無いのも良く分かります。しかし1回2回までは周りも容赦してくれるでしょうが、それが3回4回となってくると空気もだんだん変わります。最初に言ったように僕はそんな雰囲気が好きですが、それにも限度はあります。


これは、明るい演技においても、神妙な演技においても起こり得ます。明るい演技であればまだ良いですが、緊迫感のあるシーンでそれが起こると、どんどん周りにも派生し、現場全体の集中力が失われる事態になりかねません。


そして「ツボに入る」というのはあくまでも個人的な事であって、周りは何で笑っているのか理解できないのです。だからこそ、もしかしたら相手役の俳優が、自分が笑われているものだと勘違いし、悪い意味で捉えられてしまう可能性だってあるのです。笑ってしまう本人に悪気がないのは分かっていても、変な誤解が生まれてしまうのは、本人にとっても損な事です。


慣れた俳優やスタッフとの現場なら、大抵の事は笑って乗り越えられます。ただ、そうでない現場や、まだまだコミュニケーションが取れていないチームの時は特に気を付けて下さい。


この事を知った上で、現場を思いっきり楽しんで下さい!!


グッドアクト!!

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※本記事に書かれた演技に関する学びは、執筆者である中村英児が自身の俳優・監督・トレーナーとしての経験に基づき、独自のメソッドとして伝えています。記事の無断転載はお控えください。

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 執筆 中村英児

 (アクトガレージ主催トレーナー)

 俳優 映画監督 映像クリエイター

 株式会社プロダクションガレージ

 代表取締役(映像制作会社)


日本映画監督協会会員。1999年より俳優として活動。俳優業の傍ら、Vシネマでの脚本執筆をきっかけに、監督として長編映画8本を制作し都内単館映画館で次々とロードショー公開。企業のプロモーションビデオも多く手掛け、2017年、映像制作会社を設立し代表に就任。主な出演作に「アウトレイジビヨンド」(北野武監督)、「任侠ヘルパー」(準レギュラー/フジテレビ)、主な監督作品に「SAMURAI SONG」、「ニャチャンへ続く道」(ドキュメンタリー)、「つながり」(はづき虹映監修)等がある。アクトガレージでは主催トレーナーを務める。監督・俳優としての両面から指導出来る事が強み。

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