「映像編集」と「俳優」の関係性

アクトガレージ主催トレーナー・監督の中村です。


俳優の皆さんは「映像編集」と「俳優」の関係性を考えた事はありますか?


一般的に俳優が映像編集に携わることはありません。俳優は撮影現場が終わればほとんどの仕事が終わったも同然です。あとは監督や編集スタッフに任せて作品が完成するのを待つだけです。


この記事は映像俳優にとって大切で知っておかなければならないものであり、もしかしたらとてもコワいものかもしれません。


映像編集で俳優の技量が分かる


ドラマの映像編集は非常に細かな所まで気を配り、長期間に渡り作業を施すものです。編集を担当するスタッフは何度も同じシーンを見て、俳優の動きの繋がりや、演技の間、俳優の表情等で本当にそのカット、シーンが成立しているかを判断し、最終的に監督に委ねます。僕の場合は自分の監督作品は基本的に編集を自分自身で行います。


俳優にとってコワいのは、ごまかしの演技や、集中できていない演技は、現場で気付かなくても、全て編集で分かってしまうという事です。


もちろん、現場で監督が納得がいかなければ指摘が入ります。しかし、全てが監督の迷いなく確信の下にOKされる分けではありませんし、全てが完璧に演じられる分けでもありません。時間や天候の都合で現場はどんどん進行していきます。編集の時点で、何故これでOKを出してしまったのだろうと後悔する時だってあります。


頼りになる俳優は編集して分かります。頼りになる俳優は、編集していても気持ちがいいものです。


目の動き、指の動き、立ち姿、メリハリ、間、などなど。


理に適ったシンプルな動作


映像演技が分かっている俳優は特に「動き」が非常にシンプルで無駄がなく、全てが理に適っています。つまり、動かなくてもいい時には動かない。動くときには「感情的に」「能動的に」動きます。瞬き、指先、眉、口、細かな個所も全てです。そんな事できるの?と思う方もいるかと思いますが、出来るんです。